この記事では、トカゲの尻尾に骨はあるのかないのか気になって調べた内容について、あなたにもお話させていただきますね。
結論から言うと、トカゲの尻尾に骨はあります!
トカゲは敵から身を守るために、自分で尻尾を切り離すことができ、この能力を「尾自切(びじせつ)」といいます。
尾自切が可能なのは、トカゲの尻尾の特定の部分に特殊な構造があるためです。
トカゲの尻尾の骨は非常にもろく折れやすくなっていて、自分で尻尾を切り離すときには、体の中にある特別な筋肉が収縮させます。
トカゲから切り離された尻尾はまだ生きており、しばらくの間、体から離れても動き続けることがあります。
「こわっ…!」と思ってしまうけど、これは敵の注意を引いて、トカゲが逃げる時間を作るための戦略なんですよ(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
また、切り離した尻尾の先端からは、柔らかい組織が再生されて、新しい尻尾が生えてくるプロセスが始まります。
再生されたトカゲの尻尾は、元の尻尾と似た組織を持っていますが、再生は限定的で、骨が完全に再生されない場合や、不完全な形で再生されることがあります。
つまり、トカゲが尻尾を切り離すとき、骨は折れて尻尾の切れ端に残ります。
新しい尻尾には骨が完全に再生されないことがあるので、少し違った形をしているかもしれません。
一見、気持ち悪いと思ってしまうトカゲの尾自切ですが、これは身を守るための特殊な能力であり、トカゲが生き残るために必要な特徴というわけです(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
トカゲの尻尾の骨が再生するまでの期間は?
トカゲから尻尾が切り離された後、新しい尻尾が生えてくるプロセスは比較的早く始まりますが、完全に再生するまでには時間がかかります。
一般的には、トカゲの尻尾が切り離されてから、数週間~数ヶ月が経過することもありますよ!
具体的な再生の速度は、トカゲの種類や個体によって異なります。
また、切り離した尻尾の大きさや位置も影響するとされています。
再生プロセスは、次のように進行します!
❶トカゲから切り離された尻尾の先端から、柔らかい組織が再生し始めます。
↓
❷この組織は徐々に硬化していき、新しい骨(尾椎骨)の形成が始まります。
↓
❸同時に血管や神経も再生され、新しい尻尾の骨が徐々に固まっていきます。
ポイントとして、再生されたトカゲの尻尾は、元の尻尾と完全に同じにはなりません!
骨の再生は限定的であるため、新しい尻尾には元の尻尾と比べて骨の一部が欠けていたり、不完全な形状であったりすることがあります。
ここまでをまとめると、
ということです(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
おわりに
トカゲの尻尾に骨はあるのかないのか、そして、再生の仕組みについても調べてよかったです!
じっくり調べるまでは、「トカゲの尻尾に骨があると切り離しにくいよなぁ…」とか、「標本にトカゲの尻尾がないイメージも湧かないというか…」など、自分の中で曖昧だったことがスッキリしました。
トカゲの尻尾には小さい骨が繋がっていて、この骨の繋ぎ目で切り離しやすくなっているって面白い構造ですね(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)